「文系の新卒でもWebデザイナーになることはできるのか?」
「未経験だけどWEBデザイナーになりたい。」
「WEBデザイナーになるためにはどういったスキルや勉強が必要なのか?」
私の体験談をもとに、こういった疑問に答えていきます。
結論から言うと、基礎スキルを学べば、文系新卒でも、未経験でもWEBデザイナーになれます。
実際、私は文系(会計)の大学を卒業し未経験の新卒WEBデザイナーとして就職しました。
本記事の執筆時点で、本業はWEBディレクターとして、副業でWEBデザイナーとして約8年、幅広く活動をしています。
「基礎スキルを学べば」とつけたのは、私は就活の際に完全ノースキルで挑み、全敗した経験があるからです。原因は、WEBデザイナーは通常の就職活動の場合と異なり、ある程度の知識も求められることを知らなかったからです。
この事実に気づいてから、約4か月ほどかけて必死に勉強しポートフォリオもって就活を再開し、なんとか新卒で就職ができました。
就活ギリギリのタイミングに学び始めると相当苦労するので、
記事を見た皆さんは、早いうちからWebデザインを学んで、スキルを身に着けてください。
それでは、筆者の体験談をもとにWEBデザイナーになるための具体的に必要なスキルや勉強方法をお伝えしていきます。
文系新卒や未経験でも、WEBデザイナーになる方法
完全未経験では厳しいです。3つのスキルを身に着けよう。
通常の採用と違い、スキルが求められる仕事です。WEBデザイナーとして活動をするうえで必須になる3つのスキルを学びましょう。
- ・デザインの基礎知識
- ・HTML
- ・CSS
3つのスキルが必要になる根拠
具体的にあげた3つのスキルが役に立つ根拠は、新人WEBデザイナーとして実務を行う際に役に立つスキルだからです。
WEBサイトの制作を行う時、制作パートでは以下の手順に沿って進めていきます。
・設計(ワイヤーフレーム)
・デザイン
・コーディング
・組込み
・テスト(確認)
・リリース
この中で新人WEBデザイナーがタッチする部分は、「デザイン」「コーディング」「テスト(確認)」です。
具体的な作業にまで落とし込むと、「バナー制作」「ページ内のデザインパーツを作成」「下層ページのコーディング」「チェックリストにそった納品物のチェック作業」などでしょう。
これらの業務を遂行するために、デザインの基礎知識、HTML、CSSが必要となります。
この技術を最初から持っていると、企業側も教育の手間やコストを下げることができるので、スキルを持っていない方より、採用の確立がぐっと上がります。
なぜ、文系でも大丈夫なのか
”プログラミング”と聞くと、とっつきにくく聞こえます。文系ではなくて理系の分野のようにも感じてしまいます。
しかし、実はHTMLやCSSはマークアップ言語と呼ばれ、厳密にいうとプログラム言語ではありません。
テキスト(文字)に対して構造的な意味を持たせる作業がHTMLとCSSです。
一定のルールさえ覚えてしまえば、難しい数学の知識などは、必要なく習得が可能です。
1ヶ月、早い人では1~2週間で覚えたという人もいます。
HTMLやCSSは数学的な知識は必要ありません。ルールを覚えることである程度の組み立てが可能です。
WEBデザイナーになるための勉強方法
前章で最低限必要になるスキルを3つあげました。
これらのスキルを学習するための方法を解説します。
デザインの基礎知識のスキルを獲得するためには
デザインの4つの基本原則「近接・整列・強弱・反復」を学びましょう。
ある程度まとまったデザインを作ることができるようになります。
効率よく学ぶためのおすすめ書籍は、
なるほどデザインとノンデザイナーズ・デザインブックです。
どちらも超有名な良書です。
コーディング(HTMLとCSS)のスキルを獲得するためには
可能であれば、スクール(動画or通学)をお勧めします。
スクールのメリットは以下の通りです。
1:最新の知識や技術が学べます
スクールによっては現役の方が講師として勤務しているケースもあります。
技術の進歩が速い業界のため、リアルな現場の声を聞くことができます。
2:問題解決能力を高めることができます
慣れないうちは、調べ方がわからず、問題解決までに非常に時間がかかりました。
すぐに質問できる環境があることで、問題解決のコツを身に着けることができます。
3:Adobe系のソフトを一緒に学習できます
制作現場で使用頻度が高い、Adobe系のソフトを一緒に学ぶことができます。
4:就職に有利
制作会社によっては、スクールに求人を出しているケースがあります。
スクールに通って学ぶ場合
スクールに通い、学ぶのであれば、私は是非ここに通いたいです。
クリエイティブの専門学校とWEBメディアの運用で超有名な企業がタッグを組んで運営しています。通常の座学を学ぶよりも、現役のイケてる企業から直接学べるのはかなりポイントが高いです。
もしくは、こちらもおすすめです。
制作までではなく、企画・運用についても触れられており、作れるだけではないのがポイントが高いです。後述するオンラインスクール「たのまな」と同じようにAdobe系のソフトを安く入手することも可能です。
オンラインで学ぶ場合
技術的なものはすぐに古くなってしまうので、基礎を学んだうえで応用や勉強の仕方をできるだけ現場に近い人にならう事をおすすめします。オンラインで学ぶ場合は、講座で習う情報がいつの時点のものかをチェックすることと、質問のサポート体制が充実してること、そして講座とAdobe系のソフトがセットになった講座を選ぶことをお勧めします。
独学で動画や書籍を使い勉強する場合でも、Adobe系のソフトはある程度触れておくひつようがあります。具体的には、Photoshop、illustrator、Xdあたりです。講座と一緒に先行投資としてソフトを購入し、実際に触ってみることをお勧めします。
たのまな:アドビソフト+動画講座受講セット 最大82%OFF~
経験に基づく、スキルが定着しやすい最善の学習方法
実際に覚えたスキルを定着させるためにはサイトを模写がおすすめです。
デザインのまとめサイトなどを利用し、自分の気に入ったサイトのデザイン・コーディング(HTML+CSS)を模写してみましょう。注意点としては、デザインを重ねて作ったりコーディングのソースを見ながら作らないようにしてください。
最初は奇抜なレイアウトを避け、シンプルなものを選びましょう。
デザインもコーディングでもメキメキ成長できます。
手に入れたスキルを自分の武器としてアピールしよう
身に着けたスキルをアピールするためのポートフォリオを必ず作りましょう。
ポートフォリオとは
ポートフォリオとは、簡単にいうと自分の作品集です。
WEBデザイナーとして活動する場合は、自分がどういったことができるのかを伝えるために作成しましょう。注意点は、単なる作品集ではなく、自身の経験や作品の制作意図をしっかり伝えられる内容にしましょう。
よくあるポートフォリオの内容
・自身のプロフィール
・自身のできる事(スキル)
・目指したい方向性
・作品紹介
外部サイトを利用しポートフォリオを作ってもよいですが、ポートフォリオ自体を作品として紹介できるので自作してみることをお勧めします。
実際に私もポートフォリオサイトを作成し作品の一つとして、ポートフォリオに乗せました。書いたコードも実績として評価してもらえるためお勧めです。
まとめ
基礎スキルを学べば、文系新卒でも、未経験でもWEBデザイナーになれます。
■実務で役立つ最低限のスキルを習得しましょう
デザインの基礎知識、HTML、CSS
■最速で学習するにはスクールがお勧めです
■独学でもAdobe系のソフトは購入し慣れておきましょう
■手に入れたスキルで自分の武器となる「ポートフォリオ」を作りましょう
WEBデザイナーのスキルは、もちろん就職にも使えますし、学んだ知識をもとにフリーランスでも活躍が見込めるスキルとなります。
興味がある方はキャリアアップのためにもぜひ、WEBデザインを学んでみてください。